町工場に就職して満足している理由とホワイトの選び方を解説

町工場に就職することは、まとも学歴、職歴、スキルがない人にとってベストな選択となりえます。

ホワイトな町工場にかぎりますが・・・

  • 今は非正規で働いていて将来がとても不安
  • 給料は安くてもいいから激務じゃない仕事がしたい
  • モノづくりが好きで製造業の正社員として働きたいけど経験がない

と悩んでいるあなたへ向けて。

職歴が多くニート経験まである私が、「町工場への就職はおすすめ」ってことを伝えたくて本記事を書きました。

記事を読んでわかること
  • 私が町工場に就職しやめるつもりがない理由
  • 働きやすいホワイトな町工場に就職するコツ
  • 町工場に就職するなら知っておいてほしいこと

町工場といえばブラックイメージをもつ人もいるはず。

たしかに働いていてブラックだと感じることはあります。しかし、

町工場に就職してよかった・・・

と思っているからこそ、私は7年以上も働きつづけています。

高い給料さえあきらめれば、まったり働けるホワイト町工場への就職は超オススメ

同じ製造業界でも町工場には大企業の工場にはないメリットもあります(少しだけですが)。

働きやすい町工場に就職して、ぜいたくな暮らしはできなくとも時間や心にゆとりのある生活を目指してみませんか?

目次

町工場に就職し満足している理由

底辺、ブラック、薄給激務イメージで評判の町工場に就職したのに、満足して働きつづけている理由を解説していきます。

一言でいうと、

楽だから

単純労働だけでなく頭脳労働もしている

私の仕事は機械工(モノを削って加工する仕事)。

機械工の仕事には単純作業もありますが、頭を使って考える仕事もあります。

そして、

専門的な知識・技術・経験を学ぶことができる

毎日ロボットのように単純作業をくり返しているわけではないので、続けていられます。

給料は安いけど仕事は楽に感じる

町工場の給料は同じ製造業界の大企業とくらべ安いですが、私の給料も当たりまえのように安いです。

残業の多さやボーナス金額によって上下しますが、ここ数年の年収は、

アラフォーにして年収400万円ほど(残業代など手当ふくむ)

しかも、今後アップする見込みはなく頭打ち状態。

薄給というわけではなく地方の田舎で生活していくぶんには十分なのですが、とても自慢できる年収ではありません。

でも、

給料は安いけど仕事は激務ではなく楽に感じるほど

工場の仕事なので肉体的にも精神的にもきついと感じることはありますが、余裕で耐えられるレベル。

給料に見合った仕事なので続けていられます。

人間関係が悪くない

  • 根暗な人のあつまり
  • 元ヤンキーなどガラがわるい人がいる

といったように町工場にはクセがある人が多いイメージがあり、人間関係の面でとても不安でした。

しかし、今まで働いた会社と変わらない状況で一安心。

ミュニケーションが苦手だなと感じる人は多くいますが、元ヤンキーのどなり声は聞いたことがありません(笑)。

たしかに、「なんだコイツは?」と思う人だったりムカツク人はいます。

しかし、工場勤務だからといって頭おかしい人に囲まれているわけではありません。

人間関係においてあまりストレスを感じないことは、長く働くうえで必要不可欠。

町工場だからといって人間関係がわるいとは限らない

社内の雰囲気がゆるい

私が働く職場にはゆるい空気が充満しています。

  • 勤務開始から30分くらいはみんなスマホをいじったり、おしゃべりしている
  • 勤務終了10分前にはタイムカードの前で談笑しながら時間になるのを待つ
  • 部署によっては勤務中であってもタバコを吸ったりコーヒーを飲んだりできる

など、みんな気楽なもんです。

もちろん、受注量が多く忙しいときにはバリバリ残業、休日出勤をします。

残業、休出時間あわせて月に45時間までだけど

遅れることが許されない納期に間に合わせるために、職場がピリピリムードになることもあります。

でも、ゆるい感じで余裕をもって働けることが多いので楽。

もっと効率的な働きをしてムダをなくせば、会社の利益も従業員の給料も増やせるともいえますが・・・。

大企業の工場とちがい町工場はルールにルーズなところが多い

モノづくりを楽しめている

自分の体や頭を使ってモノをつくるのを楽しめています。

製造業界で働くうえでモノづくりを楽しめるかどうかは超重要。

モノづくりにまったく興味がない人が製造業界で長く働きつづけるのは難しい

ホワイトな町工場の特徴と選ぶコツ

長く働くには自分がホワイトだと思える町工場への就職が欠かせません。

「町工場はやめとけ」と言われることがあるように、ブラックだと感じることが多いのが町工場。

よく考えて選ばないと後悔するよ

ここからは、ホワイトな町工場に就職するポイントを解説していきます。

転職サイトに求人を出している

町工場の多くは人材の募集にハローワークのみを使います。

無料で求人を出せるから。

しかし、町工場の中にもおカネを払ってリクナビなど転職サイトに求人を出しているところもあります。

おカネを出して求人をだすところは優良町工場の可能性が高い

なぜかというと、おカネを使わなければ優秀な人材確保が難しいと理解しているから。

優秀な人材が多くいる町工場はホワイト企業の可能性がたかい、ってのは自然な考えです。

おカネを払わなきゃ人材確保できないんじゃないの?

と考えるのは間違いなのでやめましょう。

ブラック町工場は有料転職サイトを利用できるほど資金がありません。

創業して長い

倒産リスクを少しでも減らしたいなら、創業年数が長い町工場への就職がおすすめです。

長くつづいている町工場は、厳しい時代を生き残れるだけの強みがある

創業年数が短い町工場がぜったいにダメとはいいませんが、長いほうが確実に安心感があります。

ちなみに、私が働く町工場は2020年で創業65年をむかえ、社長も3代目。

お世辞にも立派な会社だとは言えませんし、改善したほうがいいと思うところは山ほどあります。

でも、厳しい時代を65年間も生き抜いてきた実績は素直にすごいと思えます。

ありふれた下請けではない

大企業から簡単な仕事だけを受注して経営している町工場は、ブラック率が高くやめたほうがいいです。

  • 単価の安い仕事が多いため薄給激務
  • 転職で有利となるスキルを身につけられない

と就職してもいいことがありません。

底辺ブラック町工場はイヤだよね

私が働く町工場では、他であまりやらない製法でステンレスの鋳物をつくり、機械加工までやっています(私は機械加工部門で働いている)。

ステンレス鋳物×特別な製法×機械加工つき

という組み合わせが独自の強みとなり、安定した受注へとつながっています。

自社製品があったり、他社と差別化できる強みがある町工場への就職がおすすめ。

取引先が多い

倒産のリスクを分散する意味で、複数の企業や業界から仕事をもらっている町工場がおすすめです。

町工場は大企業の下請けとして成り立っているところがほとんど。

なかには自社製品を製造販売しているところもありますが、少数派です。

1つの企業や業界に大きく依存している町工場はやめたほうがいいよ

依存している企業や業界の景気がわるくなったら、倒産リスクがはね上がるから。

  • ベアリング業界
  • バルブ業界
  • 自動車業界

など、私が働く町工場は、いろいろな業界の大企業と取引があるので受注が安定しています。

社長の人柄がいい

町工場のような中小企業は社長の影響力がとても大きいです。

社長と合わないと感じたら就職を考えなおしたほうがいい

町工場では社長と面接することが多いので、そのときにチェックしよう


私が過去に面接したとき社長にえらそうな態度をとられたり、転職をくり返しているのをバカにされたりしたことがありました。

でも、今働いている町工場の社長はコシが低く、気持ちのよい面接だったのです。

町工場がホワイトかブラックかは社長しだい

家族経営ではない

町工場には従業員が10名以下でほとんどが経営者一族、というところもありますが就職しないほうが無難。

経営者一族が優遇され、他人である自分は理不尽な思いをする可能性が高い

自分以外みんな社長の親族、なんて町工場はブラックだと思い近づかない方がいいです。

同族企業であっても親族以外の従業員が多くいる町工場はOKだよ

「家族経営の町工場で働いている感想」

町工場で働くなら覚悟しておくこと

町工場は製造業における中小企業のこと。

中小企業であるがゆえに受けいれなくてはならないデメリットがあります。

こんなはずじゃなかった・・・

とならないよう前もって知っておくべきことを解説していきます。

年収が低い

町工場の年収が低いのはまぎれもない事実。

「吉原精工」という町工場が年収600万円で話題になりました。

営業マンゼロ」「接待ゼロ」「大口顧客ゼロ」「特殊技術ゼロ」の町工場が儲かる理由

たしかに年収600万円はサラリーマン全体の平均年収よりも高い。

しかし、同じ製造業界の大企業、例えばトヨタやソニーの平均年収は800万円を越えていますが話題になりません。

大企業が年収600万円なんてめずらしくないから。

町工場は年収600万円で世間の話題になるほど平均年収が低いってことです。

町工場の平均年収に関して信頼できる統計データがないので正確な金額はわかりません。

私の経験や聞いた話でいうと、町工場の平均年収は300~400万円といった感じ

地方のハローワークには年収200万円代の求人もめずらしくないよ

休日が少なめ

同じ製造業界でも町工場は大企業の工場と比べ、休日がかなり少ないです。

平均的な年間休日数をざっくりいうと、

大企業の工場=125日

町工場=105日

月の休日数でいうと町工場は1~2日少ないといった感じ。

ハローワークの求人を見ると100日以下もめずらしくない

私が働く町工場の年間休日数は105日。

日曜日と祝祭日は休み、土曜日は月に1~2回出勤、GW、お盆、年末年始の連休があります。

ありがたいことに有給をとりやすい職場なのですが、毎年与えられる20日間をフル消化してやっと大企業の工場と同じ休日数(笑)

町工場に就職するのなら休日の少なさを受けいれよう

施設や設備がボロく汚い

町工場は資金面で苦労しているところが多く、施設や設備におカネをかけられません。

建物や機械は使い古され、ボロくて汚いことが多い

つくっているモノにもよりますが、町工場でキレイな職場はとても少ないです。

潔癖症の人は町工場で働くのをやめたほうがいいよ

町工場はニートや30代でも就職しやすい

町工場は人手不足で困っているところが多いので、応募してきてくれた人をじっくり選ぶ余裕はありません。

ですから、採用基準が高くなく転職で不利な経歴がある人でも正社員として就職しやすいです。

ニート歴があっても就職しやすい

町工場は3K(きつい・きたない・きけん)イメージがあり、若者に人気がないです。

だから、ニート歴があっても若い(20代~30代前半)ってだけでプラス評価されることがあります。

ニート経験者でも若さとやる気があればOK!

私はニート経験あり30代未経験で今の町工場に就職しましたが、歓迎ムードでした。

30代でも若手あつかい

町工場で働いている人の年齢層は高め。

一般的に若手といえば20代ですが、若い人が少ない町工場では30代でも若手とされることがあります。

私の職場では40代がメインで20代はほんの数人

もう30代で若くないし・・・

と悩む30代でも、年齢で不利になるとはかぎらないのが町工場への就職です。

未経験だと厳しいがチャンスあり

採用基準が低い町工場とはいえ、30代未経験だとすんなり就職するのはむずかしいです。

しかし、

人手不足でとにかく人材が欲しい、と困っているタイミングで応募できれば採用される可能性は高い

できれば経験者が欲しいけど、若いしやる気も感じられるから

という理由で私は今の町工場に採用されました。

他と比べれば30代未経験でも就職しやすいのが町工場です。

まとめ:町工場への就職も悪くない

  • 私が町工場で働きつづけている理由
  • 町工場で働くなら知っておいてほしいこと

について述べてきました。

最後に本記事のポイントをまとめておきます。

私が町工場で働きつづけている理由

給料は安いけど仕事が楽でバランスがとれている

職場の雰囲気がゆるく有給もとりやすい

頭を体を使いモノづくりを楽しめている

町工場で働くならしっておいてほしいこと

創業して長く独自の強みがあれば倒産しにくい

社長の人柄がすごく大事

給料や休みは少ない

まともな職歴、スキルがない30代でも正社員のチャンスがある

ブラックが多いがホワイトと思える町工場もある

町工場に就職しても、それなりに楽しく働いている人がいるのは事実。

まともな職歴、スキルがなく30代を迎えてしまったけれど、モノづくりに興味がある。

って人は町工場の就職を真剣に考えてみるのもわるくないですよ。

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